ものづくり補助金 16次の公募が開始されました
ものづくり補助金は中小企業が経営革新のための設備投資を支援する補助金です。
16次の公募期間は7月28日に開始し、応募期間は8月18日(金)~11月7日(火)17時までになっています。
なにか新しい革新的な試みを検討されている場合には、ぜひ一度検討されてみてください。
ものづくり補助金とは
ものづくり補助金は、中小企業等による生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金ですが、経営革新の目的・目標にあわせて申請枠があり、それぞれに補助率と補助上限額が決められています。
申請枠は、「通常枠」「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタル枠」「グリーン枠」「グローバル市場開拓枠」の5枠があります。
出所:ものづくり補助金「公募要領(16次締切分)の概要版」
このようなシーンに活用できる補助金です
ものづくり補助金の対象となる計画や経費について説明します。
補助の対象について
ものづくり補助金は経営革新のための設備投資などに対する補助金ですが、ここでいう「経営革新」については4つの類型のどれかに当てはまることが条件になります。
・新商品(試作品)開発
・新たな生産方式の導入
・新役務(サービス)開発
・新たな提供方式の導入
ただ設備を購入したりシステムを導入するためだけでは、ものづくり補助金はなかなか採択はされません。投資をした結果、「革新的」な作用が働く場合に採択され、補助がされるものになります。
以下の投資が補助の対象経費になります。
機械装置・システム構築費 | ①機械・装置、工具・器具の購入、製作、借用に要する経費 ②専用ソフトウェア・情報システムの購入・構築、借用に要する経費 ③改良・修繕又は据付けに要する経費 |
運搬費技術導入費 | 運搬料、宅配・郵送料等に要する経費 |
技術導入費 | 知的財産権等の導入に要する経費 |
知的財産権等関連経費 | 特許権等の知的財産権等の取得に要する弁理士の手続代行費用等 |
外注費 | 新製品・サービスの開発に必要な加工や設計(デザイン)・検査等の 一部を外注(請負、委託等)する場合の経費 |
専門家経費 | 本事業遂行のために依頼した専門家に支払われる経費 |
クラウドサービス利用費 | クラウドサービスの利用に関する経費 |
原材料費 | 試作品の開発に必要な原材料及び副資材の購入に要する経費 |
海外経費 | 海外渡航及び宿泊等に要する経費 |
通訳・翻訳費 | 通訳及び翻訳を依頼する場合に支払われる経費 |
広告宣伝・販売促進費 | 海外展開に必要な広告(パンフレット、動画、写真等)の作成及び媒体掲載、展示会出展等、ブランディング・プロモーションに係る経費 |
※補助枠によって適用の有無や全額補助の対象にならないものがあります。
採択事例
建設業でのICT建機の導入や、製造業での最新型の金属加工機械の導入、農業でのドローン活用など、幅広い分野で採択がされています。
ものづくり補助金の採択事例、成果事例はこちらで確認することができます。
当事務所にできること
当事務所では主に事業計画書の作成をサポートしております。丁寧なヒアリングを心がけており、審査のポイントになるキーワードを引き出しながら、読みやすい事業計画書を作成しております。
また、補助金の申請は、事業計画が採択されたら終わりではありません。採択後に補助金を実際に受給するまで、また受給後も実績報告など、様々な手続きがあります。当事務所では、支援をさせていただいた事業者様でご希望の事業者様には、引き続き、受給までサポートを致しております。採択後の手続きに不安がある場合にも、ご相談ください。
補助金の申請において採択の可能性を高める「加点」ですが、比較的容易に手続きが終わるものから、時間をかけて取り組まなければならないものまで様々です。(加点の対象項目も補助金や公募回によって変わります)。これらの加点項目のサポートも追加料金無し(「経営革新計画」の認定サポートを除く)で対応しております。
ものづくり補助金リンク集
▶公式HP:ものづくり補助金総合サイト
▶16次の公募要領
▶とても分かりやすい公募要領(16次締切分)の概要版 (※右のスライド)